円網 09102013 SM SM コメント(0) トラックバック(0) 背後から耳朶にふれるかと思うほどに近く迫る主のくちびるが低く囁く。「知っているぞ」決して深い意味はなかったのにすべて見透かされているのだと思わずその場にへたり込みそうになった。ただ主の一瞥で膝を折り、頭を垂れ頭蓋がみしとたてる音をきく。瞬時に潤む裂け目は脚の間から透明な糸をめぐらす。搦め捕られるのは、だれ。