2ntブログ

2012年08月

色情


もっといやらしい…
扇情的なメスになりたい。

けれど一方で、
女であることを汚らわしく思ってしまう。
さらに人間なんて生物は自分を含めて
醜悪で触りたくも触れられたくもないと
おぞましく感じることもある。

ご主人様だけが、特別。
…それは本当?
本当に?


麻痺させてくれるのは
色情とお酒だけ。

落胆


複数調教をしていただいたとき、
他の奴隷さんとご主人様が
普通の恋人同士のように見えた。

私はそれを見て…
実はすこしがっかりしてしまった。
私とご主人様も外から見ればこうなのだろうかと
思ったら、なぁんだとかなしくなった。


SMってなに。
お仕えするってどういうこと。
ご主人様を想うこころとは。

もっと考えなくちゃ、いい奴隷になれない。

放射


「嫉妬」というのは
主従に限らずとも
よくテーマになる。

私はきっと、人一倍嫉妬深い。
誰より嫉妬深いメスだ。

しかし、だからと言って
私はお相手を独占したいとは思わない。
なぜなら1対1で完結してしまう
関係性ほど退屈なものはないと
考えているから。
お相手に向かう線は一本ではない、
放射状に発する先が行き場を失うことになる。


独占とは、現在過去未来における
お相手のすべてを自分のみで
完結させるということ…
そんなことは物理的に不可能で、
それほどつまらないことって、ない。

もっともっと溢れかえって
決して収まり切らないもので
あってほしいのに、自ら手折るような
ことをしては尻窄んでしまう。
様々な要素が混在し、
その存在を象ってくれるのだから。


私はもっとずっと先が見たい。
ご覧いただきたい。

だからご主人様がいい。

あくがれ

ずっとずっと
もうずっと以前
憧れていた奴隷さんがいた。

奴隷となってダイエットして
ミニスカートで下着もつけずに出かけ、
乳首と性器にはボディピアス。
ハプニングバーやSMバーでの
プレイや交流。
深夜、主様に呼び出されて
職場のデスクの下でご奉仕…

その奴隷さんのブログに綴られた世界は
とても現実のものとは思えなかったけれど
世の中にはこんな方々がいるのかと驚いて、
それからすこし…
羨ましかった。
強く結びついているように見えたから。

おふたりは主従関係を解消なさったらしく、
私は過去にブログで一方的に眺めていただけで
実際に並んでいる姿はもう拝見できない。


けれど今の私は、あの奴隷さんと同じく
ご主人様に仕える奴隷だ。

球体


ご主人様は多頭飼いをなさっているので
たまに他の奴隷さんたちの心境を
垣間見ることがある。

奴隷さんのおっしゃる「ご主人様」と
私の思い描くご主人様は同一人物なのに
まったくリンクしていない。
それはとても不思議だけれど、
そもそも誰かとまったく同じ関係性は
どこにも存在しないのだから当然と言えば
当然。

わざわざ何匹も飼う以上は、
それぞれになにかをご覧くださって
それを楽しんでいらっしゃるのだと
思うけれど。

社会生活を送るために、
人はいくつもの顔を持つ必要がある。

その他に奴隷の数だけ
お顔をお持ちになるのだろうか。

奴隷が「見たい」と望む顔を
見せてくださるのだろうか…
それはもう、球体。


お優しい方、ご主人様。

いとほし


愛しい、と言う
それは一体どういう想い。
オンラインにもオフラインにも
どこにでも溢れている
 会いたい
 ふれたい
 愛しい

私はご主人様に対して
愛しいとは
感じられない。

ただ乗られて
腰を振られるものでありたいだけ。
だから本当はご主人様に忠誠なんて
誓っていないのかも知れない。
自分の欲求を満たしてくれる
相手がほしいだけなのかも知れない。


でも
でも
だって。